1. 除湿方式の違いによる消費電力の差
除湿には主に「コンプレッサー式除湿機(冷風タイプ)」と「デシカント式除湿機(ヒーター式)」の2種類があります。
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コンプレッサー式除湿機は冷房と同じ仕組みで空気を冷やし、水分を結露させて除去します。しかし、除湿した空気は再び室内に戻されるため、部屋の温度はあまり下がらず、体感的には冷房ほど涼しく感じないことがあります。
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デシカント式除湿機は吸湿剤(シリカゲルなど)で湿気を吸着し、ヒーターで乾燥させて湿気を排出します。ヒーターを使用するため電力消費が高く、室温が上がることもあるため冷房効果は期待できません。
2. 除湿は空気中の水分を取り除く「エネルギー集約的」な作業
湿った空気から水分を凝結させるには、単に温度を下げるより多くのエネルギーが必要です。湿気を取り除くために熱を奪う負荷が機械にかかるため、消費電力が増えます。
3. 除湿運転は「冷やす」と「温める」を繰り返す
特にデシカント式は、吸湿剤を乾かすためにヒーターを繰り返し使用するので、電気代が高くなりやすいです。
生活の知恵ポイントまとめ
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涼しさを重視するなら冷房が電気代も安くて効果的。
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湿度(ジメジメ)対策を重視するなら除湿が有効だが、電気代は高くなりがち。
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